５月といえば、薔薇！！

なかなか５月らしい爽やかなお天気には恵まれないけど
例年なら今頃、ちょっとご近所を散歩すれば
軒先の薔薇を何件も見かけるものです.

若葉繁れる輝く光と影のコントラストに浮かぶ
赤、白、ピンク  ... こぼれるようにたわわと咲き誇った薔薇.

どの家の庭もそれは自慢気で
どれほど愛されて育ったか
そのまま伝わってきそうで、微笑ましくなります.

野に咲く自然のままの花も美しいけれど
薔薇だけはなぜか格別.

まるで熟したお肌に
手間ひまかけてお手入れをほどこした
そんな美しさを感じます.

だからいつの世も恋や愛の歌のモチーフと
なってきたのかしらん.

さて「百万本のバラ」もそんな切ない恋の歌です.

旧ソ連の中央アジアのグルジアの、異端の天才画家
ニコ・ピロスマニの恋のエピソードを元に
作られたロシア歌謡だとか ...

いかが？　こんな恋の物語.

「百万本のバラ」                

 小さな家とキャンバス　他にはなにもない
貧しい絵描きが　女優に恋をした
大好きなあの人に　バラの花をあげたい
ある日　街中の　バラを買いました

百万本のバラの花を　
あなたにあなたに　あなたにあげる
窓から窓から　見える広場を
真っ赤なバラで　うめつくして

ある朝　彼女は　真っ赤なバラの海を見て
どこかのお金持ちが　ふざけたのだと思った
小さな家とキャンバス　すべてを売ってバラの花
買った貧しい　絵描きは
窓の下で彼女をみてた

百万本のバラの花を
あなたは　あなたは　あなたは見てる
窓から窓から　見える広場は
真っ赤な真っ赤な　バラの海

 出会いはそれで終わり　女優は別の街へ
真っ赤なバラの海は　はなやかな彼女の人生
貧しい絵描きは　孤独な日々を送った
けれど　バラの思い出は　心に消えなかった

百万本のバラの花を
あなたにあなたに　あなたにあげる
窓から窓から　見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして

百万本のバラの花を
あなたにあなたに　あなたにあげる
窓から窓から　見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして

shabada bada ...　♪