▶ ガスール 固形タイプ (ナイアード）: ¥ 735

もう２年程前になるでしょうか？（２００３年現在）

　『ダフネ』『シンプルジェル』など、madamにはとってもナジミのある『ナイアード』さんから、またまた『ガスール（ラスール）』という、とても不思議なネンドが発売されました。

　こちら、世界中でもモロッコはアトラス山麓でのみ産出。シダ類や恐竜さん全盛の1〜２億年ほど前のジュラ紀に湖底だった部分が地殻変動を経、それにより海の幸山の幸とが絶妙にミックスされた結果、とてもミネラルリッチなクレイ（粘土）として熟成されたもようです。　

　フランスでは別名『ラスール』と呼ばれ、ボディ用の痩身パック剤としてメインに用いられています。

　『SORA』や『ナイアード』の掲示板adminのタミサマやasaeサマから、予備知識としての情報は流れていましたが、実際手に取ってみるとビックリ！
　だってそれはまんま、小学校や中学校のグラウンドの敷かれていたような、赤土っぽい薄片のようなネンドでしたから。しかも薄片の中にはいかにも小石ってカンジの砂粒もまじっている、、、！水で溶いてみてもやはり泥水そのものじゃぁ〜！

「ウ、、、このドロで顔を洗えというのか〜。。。」

　精製された白やピンク、グリーンのクレイ粉末を見慣れたmadamにとっても、お試しするのに最初勇気が必要とされましたが、使ってみてウ〜ン、ン、ン

納得！！！

それは今まで他のクレイでは経験したことのない、まさしく『水のヴェール』だったのダ！

　ガスールを多めの水で溶いた泥水は時間とともに、まったりした透明な上澄みと、ペースト状のネンドミルク部分に分離します。

まずは、この上澄みで洗顔後のお顔をリンス！

　上澄みをそぉ〜っと掌に取ってお顔全体をなでてみる。マッタリさ加減がいかにも、アリガタイいろんなミネラル成分が溶け込んでいそう。

　なんとその後いくら水ですすいでも、ヌルヌル感が失なわれません。タオルで拭き取った後も、モチモチ感が持続。他のクレイで感じる金属っぽさ、とか、ハチミツやその他の保湿剤にありがちな、いかにもお顔に膜を張ってコーティングされている、というような異物感など微塵も感じさせない見事なお肌との一体感！
　まさに透明な水のヴェールで覆われているような感触です。

　しかも、他のクレイ（モンモリロナイト等）と比較すると特筆すべきが、その成分の中に圧倒的にマグネシウムイオンとカルシウムイオンを多く含むという点で！　madamの故郷（富山）は名水（立山の雪解け湧水）の産地としても有名ですが、何故そのお水が名水と謳われ、それで洗顔すると肌がきめ細かくなるか、、、って、その秘密は、マグネシウムイオンにあったって話。

　美肌にはマグネシウムイオンがなんらか作用してるゥ〜と、昔からなんとなくいつもの根拠のないmadam的直感がありました。ーんで、マグネシウムといえば『にがり』〜と、にがり洗顔を試していましたが、使用後の潤い感は断然、ガスールに軍配が上がります。

　クレイ、、というと、なんだかスペシャルケアとかパック基剤〜というイメージがありましたが、クレイが洗浄剤として、こんなに身近なものになるとは思ってもみませんでした。（しかも安い）

　それ以降、毎日がガスールとともに始まり、ガスールとともに終わる、まさしく〜『ガスールな日々』〜へと変貌しました。

朝は、石けんは使わずペースト状のガスールミルクを手の平に伸ばし、お顔になぞって『ガスールミルク洗顔』。

　ついでに夜の分のガスールを仕込んでおきます。おちょこサイズの器（できればガラス製がキレイ！）に小片のガスールと水を加え洗面台（夏場は冷蔵庫）に放置しておくと、ミネラル分の一部が水溶液中で自然にイオン化し、上澄み液となって落ち着きます。

　そして夜は、クレンジング＆セッケン洗顔の後、ススギの仕上げはガスールの上澄み液で顔リンス、、、という風に。。。。

　気がつけば真冬でも、エマルジョンやクリームも必要としない、ローションだけで潤うという乾燥知らずの安上がりのお肌になっていましたトサ！

　

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