旧館より転載
☆は今でも配合に制限のある成分
☆☆は化粧品の種類により配合に制限がある成分
| 旧指定成分 | ||
|
成分名 |
配合目的 |
毒性/危険性 |
| 安息香酸及びその塩類☆ | 防腐/保存/殺菌 | 皮膚､粘膜､眼､鼻､咽頭に刺激｡飲み込めば胃障害。多量で過敏状態、尿失禁、痙攣、運動失調、てんかん様けいれんなど強い急性毒性。 |
| イクタモール | 収れん・消炎 | 皮膚、粘膜を刺激 飲み込めば胃障害、下痢 |
| イソプロピルメチルフェノール☆☆ | 殺菌・防腐 | |
| ウンデシレン酸及びその塩類 | 殺菌 | 皮膚毒性は弱い 飲み下すと、頭痛、腹痛、めまい |
| ウンデシレン酸モノエタノールアミド☆☆ | 殺菌・防腐 | 同上 |
| 液状ラノリン | エモリエント・乳化安定 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| エデト酸及びその塩類 | 殺菌・防腐 | 皮膚、粘膜に刺激 ぜんそく、皮膚発疹などのアレルギーを起こす。摂取されるとカルシウム欠乏症となり、血圧降下、腎臓障害を起こす |
| 塩化アルキルトリメチルアンモニウム | 界面活性剤 | 副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用平滑筋の緊張を促し内臓諸器官を収縮硬直、食道、胃腸の痙攣、悪心、おう吐、発汗 |
| 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム | 毛髪の柔軟・帯電防止、 界面活性剤 |
通常では無刺激 高濃度で皮膚を犯す |
| 塩化ジステアリルジメチルベンジルアンモニウム | 毛髪の柔軟・帯電防止、 界面活性剤 |
同上 |
| 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム | 毛髪の柔軟・帯電防止、 界面活性剤 |
同上 |
| 塩化セチルトリメチルアンモニウム | 界面活性剤 | 皮膚、粘膜、眼を刺激し、粘膜の壊死を生ずる 飲み込めば致死性となる |
| 塩化セチルビリジニウム☆☆ | 殺菌、防臭 界面活性剤 |
皮膚、粘膜、眼を刺激し、粘膜に壊死を生ずる。飲み込めば致死性となる。 |
| 塩化ベンザルコニウム☆☆ | 殺菌、毛髪の柔軟、帯電防止 | 目に入ればアレルギー性結膜炎の報告 |
| 塩化ベンゼトニウム☆☆ | 殺菌、界面活性剤 | 皮膚毒性弱い 飲み下すとむかつき、吐き気、嘔吐、けいれん、虚脱、昏睡 |
| 塩化ラウリルトリメチルアンモニウム | 界面活性剤 | 副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用平滑筋の緊張を促し内臓諸器官を収縮硬直、食道、胃腸の痙攣、悪心、おう吐、発汗 |
| 塩化リゾチウム | 殺菌、防腐 | 発疹、発赤、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢、口内炎 |
| 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン☆ | 殺菌、脱臭、洗浄 | 発育停滞、クレアチン尿症、白血球減少 |
| 塩酸クロルヘキシジン☆☆ | 殺菌 | 強いアルカリ反応 皮膚毒性は弱い |
| 塩酸ジフェンヒドラミン | 殺菌 | 皮膚に過敏に反応。飲みくだすと眠気、めまい、口渇、むかつき、吐き気、嘔吐、神経過敏、溶血性貧血、ぜんそく性発作を生ず 多量の場合、痙攣、ひきつけ、昏睡、呼吸および末梢血管の衰弱、虚脱、死。 |
| オキシベンゾン | 紫外線吸収剤 退色防止 |
皮膚から吸収され急性致死毒性がある 少量でも飲み込めばむかつき吐き気 多量の場合、循環系の衰弱、虚脱、呼吸亢進、麻痺、痙攣、ひきつけ、口と胃腸の壊死、黄疽、呼吸困難と心臓停止による死 |
| オルトフェニルフェノール☆☆ | 殺菌、防腐 | 皮膚、粘膜を腐食する 変異原生、発がん性 飲み込めば、肝臓障害、ヘモグロビン量の低下、腎臓、尿細管の異常、体重抑制、寿命の短縮 |
| カテコール | 染料 | 皮膚への腐食性。飲み込めば、けいれん、ひきつけを起こす。 |
| 還元ラノリン | 乳化補助 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| カンタリスチンキ☆ | 毛根･頭皮刺激剤、止痒剤 | 皮膚、粘膜を刺激し、充血、熱感がある 性的興奮効果があると言われてきた 飲み込めば、激しい胃腸障害、腎臓障害を起こし、致死性 |
| グアイアズレン | 消炎、紫外線吸収剤 | 弱い毒性 |
| グアイアズレンスルフォン酸ナトリウム | 消炎 | 弱い毒性 |
| グルコン酸クロルヘキシジン☆☆ | 殺菌、防腐 | まれに発疹、不快感、めまいなど過敏症状 |
| クレゾール☆☆ | 殺菌、防腐 | 皮膚から吸収される。皮膚発疹、吹き出物などを生ずる 飲み込めば、消化不良、神経失調、失神、めまい、精神異常、黄疽、尿毒症を起こす |
| クロラミンＴ☆☆ | 殺菌 | 皮膚、粘膜を刺激し、アレルギー反応を起こす。 |
| クロルキシレノール☆☆ | 殺菌 | 皮膚、粘膜を刺激。腫れ、にきび、吹き出物、じんましんなどの発疹を起こす。腐食性。皮膚の毛細血管をけいれんさせる。壊疽などの強い障害を生ずる。皮膚からの吸収性もあり中毒死することもある。発がん性の指摘もある。 |
| クロルクレゾール☆ | 防腐 | クレゾール参照 |
| クロルフェネシン☆☆ | 殺菌・防腐 | 刺激性強し |
| クロロブタノール☆ | 防腐 | 皮膚炎が報告されている。飲み込めば、むかつき、嘔吐、胃炎。多量の場合、精神錯乱、昏睡、呼吸および心臓機能低下 |
| 硬質ラノリン | 乳化補助 | |
| 合成香料 | アレルギー作用を示すものもある。アルデヒド類が変異原生を示す。多くの場合、毒性は不明。 | |
| 酢酸-dl-α-トコフェロール | 酸化防止 | 弱い毒性 |
| 酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール | 乳化 | 弱い毒性 |
| 酢酸ラノリン | 油性原料 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| 酢酸ラノリンアルコール | 油性原料 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| サリチル酸及びその塩類☆ | 防腐 | 皮膚、粘膜を刺激する。腐食し、発疹を起こす。角膜を剥離する。飲み込めば、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸亢進、酸性症、精神不安、食欲減退、興奮症、興奮、死。 |
| サリチル酸フェニル☆ | 紫外線吸収剤 | サリチル酸参照 |
| ジイソプロパノールアミン | 乳化 | 皮膚、粘膜を刺激 |
| ジエタノールアミン | 乳化 | 皮膚、粘膜を刺激する。眼、皮膚、粘膜を刺激 皮膚より呼吸の可能性あり トリエタノールアミン参照 |
| シノキサート | 紫外線吸収剤 | アレルギー性皮膚発疹を起す |
| ジブチルヒドロキシトルエン（BHT) | 酸化防止 | 皮膚炎、過敏症を生ずる 飲み込めば、血清コレステロール上昇異常行動を起こす 発がん性の疑い 染色体異常変異原生がある体重低下、脱毛 |
| 臭化アルキルイソキノリウム☆☆ | 殺菌、界面活性剤 | 弱い毒性 |
| 臭化セチルトリメチルアンモニウム | 界面活性剤 | 皮膚毒性は弱い 飲み下すとむかつき、嘔吐、けいれん、ひくつけ、昏睡 |
| 臭化ドミノフェン | 殺菌・防腐 | 弱い毒性 |
| ショウキョウチンキ☆ | 毛根・頭皮刺激剤、止痒剤 | 弱い毒性 |
| 水素添加物ラノリンアルコール | 乳化補助 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| ステアリルアルコール | 乳化安定、界面活性剤 | 弱い毒性 |
| セタノール | 乳化安定 | 弱い毒性 |
| セチル硫酸ナトリウム | 乳化、洗浄、発泡 | 弱い毒性 |
| セトステアリルアルコール | 乳化 | 弱い毒性 |
| セラック | 基剤 | 弱い毒性 |
| ソルビン酸及びその塩類☆ | 防腐 | 貧寒な皮膚、粘膜を刺激 亜硝酸と反応して発がん性物質 |
|
タール色素/ アゾ色素/赤色：202.404.504号 キサンチン色素/赤色：213号 |
着色 | タール色素の多くのものには発がん性が報告 アゾ色素は皮膚吸収されアレルギー反応を起こし、黒皮症の原因となったり、変異原生、発がん性を示すものがある またキサンチン色素は光の存在で、皮膚への刺激、発赤など強い毒性がある また、変異原生があり、発がん性も疑われている |
| チモール☆☆ | 殺菌 | 人により皮膚アレルギー反応 飲み込めば、嘔吐、下痢、めまい、心臓機能低下、頭痛、耳鳴り、アルブミン尿、循環器障害 |
| 直鎖型アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム | 界面活性剤 | 脂肪を取り除くので皮膚が乾燥し荒れ、主婦湿疹の原因物質とされている 催奇形性の疑い |
| チラム☆☆ | 殺菌 | 皮膚、粘膜、胃、のどを刺激 アレルギー性接触湿疹が報告 飲み下すと毒性 |
| デヒドロ酢酸及びその塩類☆ | 防腐 | 皮膚毒性は弱い 飲み下すと嘔吐、けいれん、ひきつけ、肝機能障害がある |
| 天然ゴムラテックス | 基剤 | 皮膚、粘膜を刺激し、発疹、腫れ、小泡、水ぐくれ、こぶ、腫れ物を生ずる。眼障害、角膜潰瘍が報告 米国医学協会は、フェイスパックやフェイスマスクは小じわには無効と発表している。 |
| トウガラシチンキ☆ | 毛根・頭皮刺激剤、止痒剤 | 皮膚刺激、内服では嘔吐、下痢、腹痛 |
| dl-α-トコフェロール | 酸化防止 | 弱い毒性 |
| トラガント | 乳化、懸濁 | アレルギー反応を起こす。皮膚炎、飲み込めば腹痛、ぜんそく |
| トリイソプロパノールアミン | 乳化 | 脂肪を取り除くので皮膚を乾燥させ、ひび割れを生ずる。 |
| トリエタノールアミン | 乳化 | 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、眼を刺激する。発がん性の報告がある。 |
| トリクロサン☆ | 殺菌・防腐 | 発癌物質に変化する報告がある |
| トリクロロカルバニリド☆☆ | 殺菌・防腐 | 弱い毒性 |
| ニコチン酸ベンジル | 殺菌・防腐 | アレルギー性反応による発疹、掻痒感、食欲不振、胸やけ、肝障害、心悸亢進、顔面紅潮 |
| ノニル酸バニリルアミド | 清涼・頭皮刺激 | 成長遅滞、心筋、肝、腎、肺、脾、胃に障害 |
| パラアミノ安息香酸エステル | 紫外線吸収剤 | 過剰投与では嘔吐、薬物発疹、中毒性肝炎 硝酸系防腐剤と反応し発ガン性物質の生成 最近はあまり用いられていない |
| パラベン／パラオキシ安息香酸エステル☆ | 紫外線吸収剤 | 人により接触性皮膚炎を起こす アレルギー性湿疹 飲み下すとむかつき、嘔吐、酸性症、掻痒感、薬物発疹、発熱、メトヘモグロビン血症、肝炎 |
| パラクロルフェノール☆☆ | 殺菌・消毒 | 発がん性 皮膚、粘膜に対する刺激が強い腫れ、にきび、じんましんなどの皮膚発疹を生ずる フェノールと同様の毒性があるとされる |
| パラフィン | 油性原料 | 皮膚を刺激し湿疹を生ずる 発ガン性が知られ「パラフィンガン」と言われている またガンになりやすい条件を作ると言われる |
| パラベン | 防腐 | 人により接触皮膚炎を起こす アレルギー性湿疹 飲み込めば、むかつき、嘔吐、酸性症、掻痒症、薬物発疹、発熱、ネトヘモグロビン血症、肝炎 |
| パラフェノールスルフォン酸亜鉛☆☆ | 界面活性剤 | 弱い毒性 |
| ハロカルバン☆☆ | 殺菌・防腐 | 弱い毒性 |
| 2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル） ベンゾトリアゾール |
紫外線吸収剤 | 弱い毒性 |
| ピロガロール配合不可 | 殺菌 | 皮膚、粘膜への刺激はきわめて強く発疹、色素沈着を生ずる。皮膚からの吸収のため中毒死することがあるので広い範囲に用いることは危険 飲み込めば、肝臓、腎臓に激しい障害を起こし、昏睡、虚脱、死を招く。 |
| フェノール☆ | 殺菌・消毒 | 皮膚、粘膜を強く刺激し、腫れ、にきび、じんましん、などの皮膚発疹を生ずる 皮膚、粘膜を腐食し、皮膚の毛細管をけいれんさせ壊疽などの強い障害を生ずる 皮膚から吸収され、中毒死することがある 発がん性がある |
| ブチルヒドロキシアニソール | 酸化防止 | 皮膚毒性は弱い 飲み込めば、歩行失調、呼吸亢進、消化器出血、潰瘍形成、肝臓うっ血 発がん性の疑い |
| プロピレングリコール
保湿成分参考 |
殺菌・乳化・保湿 | 皮膚への毒性強し 接触皮膚炎を起こす。飲み込めば腎臓障害や知覚異常 溶血性がある 染色体異常の報告もアリ |
| ヘキサクロロフェン | 殺菌・消毒 | 人により皮膚過敏症を起こす。皮膚に吸収されて顔色色素沈着が報告されている。少量でラットに脳細胞障害が顕微鏡で観察された。小児への毒性が警告され、米国食品医薬品局（ＦＤＡ）では禁止する方針がある。 |
| ベンジルアルコール | 殺菌・防腐 | 皮膚，粘膜への刺激，腐食性がある．飲み下すと腹痛を起こす． |
| 没食子酸プロピル | 酸化防止 | 体重減少、成長遅滞、前胃に増殖、胃に損傷 染色体異常の報告 |
| ポリエチレングリコール （平均分子量600以下） |
基剤 | 皮膚毒性は弱い。飲み込めば肝臓、腎臓障害を起こす不純物に毒性があることがある 発がん性が報告されている 発ガン促進作用もある |
| ポリオキシエチレンラウリルエーテル☆硫酸塩類 | 界面活性剤 | 毒性弱い。 |
| ポリオキシエチレンラノリン | 油性原料 | 弱い毒性 |
| ポリオキシエチレンラノリンアルコール | 調整・乳化 | 弱い毒性 |
| ホルモン☆☆ エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、酢酸コルチゾン、ジエチルスチルベストロール、ヒドロコルチゾン、ブレドニゾロン、ブレドニゾン、ヘキセストロール |
細胞活性 | 米国医学協会はホルモンクリームの老化防止効果を否定 一般にホルモンは薬理作用の激しい医薬品であり重大な副作用や発がん性がある。 |
| ミリスチン酸イソプロピル | 油性原料 | 弱い毒性 |
| ラウリル硫酸塩類 | 発泡・洗浄 | 脂肪を取り除くので、皮膚が乾燥し荒れる |
| ラウロイルサルコシンナトリウム | 発泡・洗浄・殺菌 | 弱い毒性 |
| ラノリン | 乳化 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| ラノリンアルコール | 乳化補助 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| ラノリン脂肪酸イソプロピル | 乳化補助 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール | 乳化補助 | 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎 |
| レゾルシン☆ | 殺菌・防腐 | 皮膚、粘膜を刺激する。人によりアレルギー反応を起こす 皮膚から吸収されて、メトヘモグロビンを生じ、チアノーゼ、昏睡、致死的な腎臓障害を起こす レゾルシンを配合した膏薬を起こした例がある 過敏症やアレルギー症の人には危険な中毒を起こし、致死の危険もある |
| ロジン | 接着 | 皮膚、粘膜を刺激 接触皮膚炎を起こす |
